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花部の分類


花形による区分

フンバリ咲き(ふんばりざき)

主弁を中心に副弁が内側に湾曲し、弁端が外側に開くもの。

抱え咲き(かかえざき)

外弁の三弁が内弁および唇弁を抱えるように咲くもの。

折鶴(おりづる)

主弁の弁先が折れて鶴首状になるもの。

奇形咲き(きげざき)・奇花(きか)

通常の咲き方の花ではないもので、遺伝性があるもの。

落肩咲き(らっけんざき)

副弁が正三角形よりさらに下るもの。

亢竜(こうりゅう)・青覆輪チャボ亢竜(こうりゅう)・青覆輪チャボ

一文字咲き(いちもんじざき)

主弁を中心に副弁が、左右に水平に開くもの。

司の華(つかさのはな)・白花素心司の華(つかさのはな)・白花素心

三角咲き(さんかくざき)

主、副弁の弁先を結ぶ線が三角をなすもの。

流星光(りゅうせいこう)・青更紗流星光(りゅうせいこう)・青更紗

紅美鳥(こうびちょう)紅美鳥(こうびちょう)

平肩咲き(ひらかたざき)

肩までが一直線上にあって、それから先端部にかけて少し下がるもの。

力和(りきわ)力和(りきわ)

月の誉(つきのほまれ)・更紗無点系月の誉(つきのほまれ)・更紗無点系

チャボ咲き(ちゃぼざき)

幅広の短弁で弁先がやや丸みをおびたもの。

日向王妃(ひゅうがぎょくひ)・紅更紗チャボ日向王妃(ひゅうがぎょくひ)・紅更紗チャボ

三国志(さんごくし)三国志(さんごくし)


内弁の形による区分

斉捧(せいほう)

内弁の弁先を形よく揃え、芯体を覆うもの。

燕尾(えんび)

内弁が弁端で交叉し、芯体を包むもの。

万才(ばんざい)

内弁が上方に開き、芯体を露出するもの。


舌の状態による区分

長舌(ちょうぜつ)

舌が巻かずに、長く垂れるもの。

舌有点(ぜつゆうてん)

腮が染み、舌に色点があるもの。

唇弁無染(しんべんむせん)

唇弁に染みや色点がなく無垢なもの。

ベタ舌(べたぜつ)

舌の表面を全面染めるもの。

舌無点(ぜつむてん)

白花系以外の花で腮は染まっているが、舌には色点がないもの。(舌のうちに、前から見える部分に色点がないものを前面無点という。)

巻舌(まきぜつ)

舌の端が後方に反転し、軽く巻いたもの。

司の華(つかさのはな)・白花素心司の華(つかさのはな)・白花素心

舟底舌(ふなぞこぜつ)

舌が反転せず、先端が前方にすくい上げたもの。

殿原(とのはら)・青舌大殿原(とのはら)・青舌大

一心(いっしん)・青舟ベタ舌一心(いっしん)・青舟ベタ舌


その他の用語