12月の寒蘭管理

 花の季節も終わりを告げ、寒さが一段と増してまいりました。


 植え替え・株分けをされる方が、この時期特に多いと思います。(植え替え・株分けは一年を通じて可能です)植え替え・株分け時のポイントとしては花が終わりきっていますので、活力剤(ランパワー)や置き肥を与えると来年の芽が良い状態を作るのではないでしょうか。

 気温がグッと下がってきますので昼間の室内温度をあげ湿度を保つようにします。

株分け・植え替えする方の多い時期です。(当店では植え替え時に、ランパワーを千倍に薄めたものを植え替え後に散布しています。)

 風

蘭舎を閉め切って昼間の室内温度を下げない様保ち、湿度を保つようにします。

強い風は入れないように気を配りたいです。

日光

遮光ネットを外し、日光を良く取り込むようにします。(40%~60%)日光を良く取り込むのは大変よいのですが、直射日光に当たらないように気をつけます。

一日中明るい所があれば尚良いのですがそうでない場合は、なるべく日をとり明るくしてあげます。

 灌水

 灌水はお住まいの気温に合わせてに昼間の時間帯に移行していきましょう。

宮崎市街では、午前中に蘭舎に灌水しても鉢の中に残った水分が凍ることは有りませんが、(昨年12月の平均気温店内では21度〈日中暖房有り〉)寒冷地では凍ってしまう事も有りますのでお住まいや蘭の置き場を考えて水やりの時間を調整してください。

 夕方の灌水は、厳禁です。夜間の気温が下がり過ぎると凍る原因となります。

当店は、日中の気温がここのところグッと下がり平均16度くらいになってきていますので、昼間の灌水に変えています。

当店では、潅水を2回行って、ランパワー(活力剤)1回を潅水させます。水→水→ランパワー→水→水→ランパワーの順番で年中を通して行っています。ただ、季節に応じて、その間隔が変化します。

中4日~5日くらいおきの灌水ですが、鉢の乾燥具合を確かめながら調整してください。

温室は、乾き易いので温度をかけている場合は、中2日~3日位を目安にしています。

 消毒

消毒は、こまめにします。

当店では、全商品に黒土混合化粧土を使っていますので土の湿り具合がよくわかります。

鉢をよく観察して必要に応じて灌水することが大切です。