東洋蘭センター 植え替え講座 「根の裁き方」編
まずは、鉢から大事な蘭を取り出すという作業を行います。
この時心がけることは、蘭に傷を付けない様に扱う事です。特に新芽は少しの衝撃でもキズが残る可能性がありますのでご注意ください。
鉢から蘭を取り出すときは、鉢の縁をトントンと叩くを簡単に鉢から出てきます。
中には根が張ってなかなか出てこない蘭もいます。それらにはゴムハンマーが有効です。ただ、陶器鉢の場合、ゴムハンマーといえど強い衝撃でたたくと割れてしましますのでご注意ください。
この様に簡単に出てきます。蘭を取り出すときは、必ずバック木を持ちましょう。新芽の方を持つとキズを付ける可能性がありますので、ご注意ください。
鉢から取り出した蘭は、土がたくさんついています。
これからの作業をスムーズに行うために、一度水洗いして古い土を取り除いてあげましょう。この時も、蘭を持つ場所はバック木だけです。新芽を持ってはいけません。
綺麗な状態になりました。しかし、このまま植え替えてまいけません。腐った根、枝根、枯れた葉を処理してすっきりさせましょう。
ダメになった根は、根元からきれいに切り落としましょう。
下の画像の様な 枝根は、必要な根ではありません。綺麗に切り落としましょう。残しておいても、植える時に折れてしまい、結局はダメになってしまいます。
たくさんの枝根がある場合も、全て綺麗に切り落としましょう。
この様に黒くなった部分もダメになってしまいますので、今のうちに切り落としても構いません。
一通りダメになった根・枝根を処理したら、根裁きは終了です。
かなりすっきりしたのではないでしょうか。