11月の寒蘭管理

11月に入り各地で展示会が開催される季節となりました。

東洋蘭センター蘭の杜も蘭の高貴な香りに包まれております。

花も次々と開花しております。展示会を開催しておりますので、皆様のご来店、心よりお待ちしております。詳細は、トップページでご確認ください。

さて、この時期は開花間際の大切な時期です。採光などの管理にも気を配りましょう。気温が下がってきたら昼間の室内温度をあげ湿度を保つようにします。

 風

蘭舎を締め切って昼間の室内温度をあげ湿度を保つようにします。日中の気温が高く温度が上がり過ぎる様でしたら少し窓をあけ温度を調節します。

この時期になると強い風が吹く時があり花芽を傷つけることもありますので、強い風は入れないように気を配りたいです。風によって花がちぢん

日光

遮光ネットを外し、遮光を抑えて日光を良く取り込むようにします。(40%~60%)日光を良く取り込むのは大変よいのですが、直射日光に当たらないように気をつけます。

一日中明るい所があれば尚良いのですがそうでない場合は、なるべく日をとり明るくしてあげます。

花の発色、しっかりとした花になる様に参考にされてください。

 灌水

 灌水はお住まいの気温に合わせて徐々に午前中の早い時間帯に移行していきましょう。

当店は、日中の気温がここのところグッと下がり平均25度くらいになってきていますので、店内と2階の蘭には、午前中灌水に変えています。4階にある比較的気温の上がり易い場所の蘭は、午後から4時くらい(気温を見て)にしています。

蘭を育てている環境によって灌水の時間を調整しています。

注意点は、気温が高く日照がある時に灌水すると鉢が蒸れてしまいスッポ抜け(新芽が蒸れて枯れてす ぽっと抜けてしまうこと)が起こる可能性が上がりますので真夏日のぶり返しには気をつけましょう。その場合は、夕方に灌水を行うようにします。

当店では、潅水を2回行って、ランパワー(活力剤)1回を潅水させます。水→水→ランパワー→水→水→ランパワーの順番で年中を通して行っています。ただ、季節に応じて、その間隔が変化します。

中3日~6日くらいおきの灌水ですが、鉢の乾燥具合を確かめながら調整してください。

〈花付き木の管理〉

灌水は通常通りに行います。通常の灌水にプラスして、

一週間に2~3回、必ず夕方に葉面散布を行います。灌水しない日に水とランパワーを交互に散布します。

蘭をおく環境にもよりますので ご自分の鉢の乾き具合をみて灌水してください。)当店では、標語に黒土を使っていますので土の湿り具合がよくわかります。

鉢をよく観察して必要に応じて灌水することが大切です。

11月
蘭の管理 ・花の開花期
・風を全く入れないようにする(風によって花が萎んだり花弁が反るのを防ぐため)
日光 ・遮光を抑え、日光をよく取り込むようにする
灌水 3~6日おき
活力剤 毎月2回
(ランパワー)
殺菌
殺虫