1月の寒蘭管理
冷え冷えとして空気の乾いた日が続いております。
気温も下がっていますので、昼間は日光を出来るだけ取りこむようにして室内温度をあげ湿度も保つように心がけましょう。
天気予報などを利用して気温が下がる予報が出ている時などは灌水を控える、室温に気を付ける等気を配るとよいと思います。
風
蘭舎を閉め切って昼間の室内温度を下げない様にして、湿度を保つようにします。
強い風が吹くことも多いですので風は入れないように気を配りたいです。
春先の新芽の生長に支障をきたす恐れもありますので注意が必要です。
日光
日光を良く取り込むようにします。
日光を良く取り込むのは大変よいのですが、直射日光に当たらないように遮光に気をつけます。
白色(不透明)のポリカードネイドまたタキロンを使用している場合は遮光ネットはすでに外してあるとは思いますが、遮光は必要ありません。
ガラス窓の場合は40%~60%の遮光率の遮光ネットで遮光が必要です。
一日中明るい所があれば尚良いのですがそうでない場合は、なるべく日をとり明るくしてあげます。
灌水
灌水はお住まいの気温に合わせて昼間の暖かい時間帯に。
宮崎市街では、午前中や午後の早い時間に蘭舎に灌水しても鉢の中に残った水分が凍ることは有りませんが、寒冷地にお住まいの方は蘭の置き場を考えて水やりの時間を調整するとよいでしょう。
夕方の灌水は、厳禁です。夜間の気温が下がり過ぎると凍る原因となります。
当店では、潅水を2回行って、ランパワー(活力剤)1回を潅水させます。水→水→ランパワー→水→水→ランパワーの順番で年中を通して行っています。ただ、季節に応じて、その間隔が変化します。
中5日~7日くらいおきの灌水ですが、鉢の乾燥具合を確かめながら調整してください。
温室は、乾き易いので温度をかけている場合は、中2日~3日位を目安にしています。
消毒
消毒は、こまめにします。
当店では、全商品に黒土混合化粧土を使っていますので土の湿り具合がよくわかります。
鉢をよく観察して必要に応じて灌水することが大切です。