6月の寒蘭管理
例年よりも一足早い梅雨入りとなった九州地方、乾燥していたところへ恵みの雨となりました。
湿度も高くなり、鉢がなかなか乾かないことも多くなります。よく、湿り具合を観察してから潅水を行うようにしましょう。
この季節は殺菌や害虫駆除にも力をいれなければなりません。
当店では、昨年のこの時期コテツ フロアブル(殺虫剤)を2千倍で使用した後、2週間後にスプラサイド乳剤40(殺虫剤)を散布しています。その後、1週間後に2度目のスプラサイド乳剤を使用していました。全て、潅水の日を避けて薬剤散布後すぐに潅水を行わない様に気を付けましょう。
スプラサイド(乳剤)1,000倍を噴霧器を使用して、新芽を中心に散布します。必ず、初めの散布から一週間後に2回目を散布しなければ効き目がありませ んのでご注意ください。(1回目の散布で成虫を駆除し、2回目の散布では1回目では駆除しきれなかった卵から、孵化した幼虫を駆除す る為です。)
この時期は、潅水の間隔が短くなりますので、殺虫剤・殺菌剤は、潅水を行った次の日に散布するしましょう。殺虫・殺菌を行った次の日に潅水をすぐにしてしまうと、水で洗い流すことになってしまい、その効果が薄れること防ぐためです。薬剤を散布する時には、風通しを良くしてしっかりと乾くように気を付けます。乾いていない状態のままですと薬害を起す可能性があります。
※当店では、殺虫剤としてスプラサイドを使用していますが、この薬品は劇薬ですので散布する際には、十分な注意が必要です。肌の露出を可能な限り避け、マスクなどを直接吸引しない様にしなければいけません。雨合羽、帽子、ビニール手袋を着用すると良いかもしれません。その他、有効な殺虫剤としてはオルトラン粒剤が有効です。
今の時期の防虫がとても大事です。虫に蘭がやられてしまっては跡が残って、キズや傷みになりますので、しっかり行いましょう。虫にやられて、後悔しないようにしっかり予防を行いましょう。
この時期からは、灌水は夕方に行うようにする。薬剤散布も同様に
一日中雨が降る日は夕方でなくてもかまいません。注意点は、気温が高く日照がある時に灌水すると鉢が蒸れてしまいスッポ抜け(新芽が蒸れて枯れてすぽっと抜けてしまうこと)が起こる可能性が上がります。天気の変わりやすいこの時期の灌水は夕方からあげると失敗を防げます。
当店では、潅水を2回行って、ランパワー(活力剤)1回を潅水させます。水→水→ランパワー→水→水→ランパワーの順番で年中を通して行っています。ただ、季節に応じて、その間隔が変化します。
雨が続き乾燥してない場合は中2日~最長でも4日おいての灌水に なっております。(当店では、昨年のデータによると6月に入ってからはこの間隔であげていますが蘭をおく環境にもよりますのでご自分の鉢の乾き具合をみて灌水してください。)
当店では、全商品に黒土混合化粧土を使っていますので土の湿り具合がよくわかります。
鉢をよく観察して必要に応じて灌水することが大切です。
| 6月 |
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|---|---|
| 蘭の管理 | ・9月まで新芽のすっぽ抜けが起きやすいので、殺菌を行う。(キノンドー使用)
・新芽に虫が発生するので、殺虫をこまめに行う。 |
| 風 | ・蘭舎の風通しを良くし、室内温度が上がらないようにする。 |
| 日光 | ・日光を70~80%遮断する (寒冷紗を蘭舎の外側に70%、内側に50%を使用) |
| 灌水 | 2~4日おき |
| 活力剤 | 水→水→ランパワーのローテーション |
| 殺菌 | ・キノンドー100倍 ・ダコニール 500~1000倍 |
| 殺虫 | ・スプラサイド 1000倍×2回 (2回目の散布は、1回目の1週間後) ・オルトラン粒剤 |








